少子化の問題(3)労働人口の減少と個人消費総量の減少

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労働人口が減ると…

 悲観的な事を書くのは、今回が終わりです。

と、前置きをして少子化が経済危機に繋がるという説でも最も大きく取り上げられる労働人口の減少、そして人口減少による個人消費が全体で落ち込んでいくという事について書いていきます。

  労働人口の減少は、労働集約型の産業には売上を減らす最大の問題です。このため、移民政策などで人口の維持、増加を狙うことが正しいことだとメディアなどで盛んに言われています。

 また人口が減ることは、個人消費が減ることに直結しています。そのため、まるで遺伝子のように2つの下向きの螺旋階段を落ちていくように日本の経済が悪化すると言われているのです。

 確かに一人の生産性が不変、そして一人の消費金額も変わらなければ、理論として全く間違っていないと思います。実際、ある金融機関の方とお話をした際も、人口減少が収益に直結する課題だとの認識を教えていただきました。

 ただ、私にはどうしても腹落ちしないところがいくつかあるのです。つまり、もっとポジティブに考えられる。「伸びしろのある」将来像があるのではないかと思っているのです。