このBlogを立ち上げるきっかけから書いていきます

 はじめまして。まだニックネームすら定かではないものですが、もどかしさを感じてBlogをはじめました。

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天狗山

 最近、少し年長の方とお話をしていて、出てきた話題が「日本はダメだ」ばかりだったのです。内容は少子化から、経営者の資質、ITの利用や中国・韓国の台頭など様々です。

 素直に聞いていると、さすがに年の功で間違った事は言っていないように思えますし、中には完全に同意することも少なくありません。

 ただ自分が産まれた自分の国が何から何まで「ダメ」と言われてしまうと、どうも捻くれ者の性分なのか「それは違うよね」という思いが強くなってきます。

 

 少子化で景気後退するしかないの?

 これは以前から思っていることなのですが、例えば少子化が即、経済的なマイナスだけであればヨーロッパにある数々の国、日本よりも遥かに人口は少なくても一人あたりGDPが大きな国は、どんなカラクリ(悪い意味で)がなければ論理が合わない気がします。

 

経済の自由化は何よりも優先するの?

 また、その年長の方に言われたことは「日本はそもそもポチの国だから国防なんて考えずに、ただ経済を開いている方が良いんだ」ということでした。本当にそうなんでしょうか。私自身、東京住みで関東近県ですが定期的に旅行をしていました(コロナ禍で遠出は控えていますが)。年々、有名な観光地ほど日本人が少なく外国人ばかりが目立つ風景が目立つのが明らかでした。日本人に飽きられたから。と言うのではなく、アウトバウンドとして外国人が呼び込まれ、ある時点で日本人の多くが敬遠するようなマナーの悪さや観光地側の外国人優先(お目当て)の雰囲気が強くなってしまったからだと感じています。

 

「荒廃」の象徴

 更に高速や列車で車窓の風景を見ていると、山肌や海岸線に置かれた黒いマスクのようなソーラー発電所の景色。遠目で見ていると、特に考えることも無かったのですが、近づいてみると、整備が怪しかったり、山林を無理に開発しているような場所が少なくありません。

 近隣の方に伺うと「危ない気がするんだが、地主も収入があるしね」と諦め顔でお話されるのですね。

 

 いずれも不景気の状況から脱すること、そして短期の経済効率だけを考えれば、致し方のないことなのかも知れません。しかし、長い目で見ると、いずれも「荒廃の始まり」に思えて仕方ないのです。

 

東京にいるからこそ、もどかしい

 東京の視点だけでは、中々、山肌のソーラーパネルも、日本人のいない観光名所も余り想像がしづらく、そして最近は、東京から出る機会も少なくなったので、自分の目や耳で感じる機会もなくなりました。また「アウトバウンド」も入国制限で廃れたように思えはするのです。が、「荒廃」の素地は寧ろ広がっている気がしてなりません。

 

 でも冒頭に紹介した方のように「ダメ」で諦める状態ではないとも思うのです。まだまだ荒廃を押し留め、そして更に成長する能力はあると思うのです。そのためには首都圏、大都市圏よりも小さな自治体や集落にこそポテンシャルがあるような気がしています。

 蚊ほども力は無いことは理解しているのですが、地方が元気になるような話、そして地方が陥った罠のような話を、このBlogで紹介していきたいと思っています。